2009年12月8日火曜日

脳を理解するためのレイヤー

脳を理解するには様々なレベルで捉える必要があると思います。

たとえば、ニューロンひとつとってみても、それの持つ物理的意味もありますし、それが実現しようとしている認知的な意味もあります。

このように脳を考えるにしても、いろんな見方があると思うのです。

では具体的にどんな見方があるのか?計算論的神経科学の創始者でもあるデヴィッド・マーという研究者がその見方を以下のように提示しています。

1.計算理論(computational theory)
計算の目的とその適切性を議論し、実行可能な方法の論理を構築

2.アルゴリズムと表現(representation and algorithm)
計算理論の実行方法。特にその入力と出力の表現と変換のためのアルゴリズム

3.ハードウェアによる実現(hardware implementation)
表現とアルゴリズムの物理的な実現

これらを意識してみると、脳の本を読む時の理解が深まると思います。

***参考***

2009年11月23日月曜日

なぜリバウンドするのか?

ダイエットして成功しましたが、最近だんだん体重がふえてきました。
前と全く同じことが起こっています。
なぜ、リバウンドするのでしょうか?

○心の面
・意思の力で体重を減らしており、習慣になっていないため(無意識になっていないため)
 -たがをはずし、安心すると、意思の力が弱くなり、少しくらいとなって、そこから崩壊する
 -トラッキングしつづけることができない。いいかなと思ったときにトラッキングしなくなる

・何かをやるには必ず毎日やることにくっつけるのがよい。無理に導入するとだめ
 -会社の帰りに1voiceとか
 ⇒何かをすることの習慣化と何かをしないことの習慣は違うのでは?

○体の面
 -太りにくい体に変えていないから
 -基礎代謝の高い体。すなわち、筋肉。

2009年9月17日木曜日

人間と科学

河合隼雄さんは心理学には科学はなじまないというような趣旨のことをいってた気がします。

人間の心は1人1人のものであり、主観的なものだから、客観的な科学という方法論はあわないと。

科学という方法論というのはおそらく、なぜ?を繰り返し、根本原理に近づいていくというイメージがあると思います。

会社というのは昔は自分の家族みたいなものであり、それでうまくやってきた。そこに科学のようなものが入ってきて、よさが失われてしまった。

昔は上司に意見しようものなら、口答えするなといわれた。

これはいいことなのでしょうか?悪いことなのでしょうか?

それを判断する基準は何でしょうか?会社の場合は業績でしょう。

うまくいっているならよい。たとえ、それが個人の問題解決能力を封じ込めるものであっても・・・

ただ、外資系のような会社は、意見を言わないとむしろ怒られますし、議論をする場合は、上司も部下も対等であれと言われます。

どっちがいいのでしょうか?どっちでもうまくいくのでしょうか?

時代によって違いもあるのでしょうが、ある程度長期的に業績がよければいいのだと思います。

個は不満でも全体がよくいっているのならよい。

ただ、全てにこれは当てはまるのでしょうか?絶対に調和を取るようなやり方ではだめだという例はあるのでしょうか?

現在の日本経済は?全体の調和を取るやりかたでうまくいくでしょうか?口ごたえをせず、根本的原因を突き止めないやり方でうまくいくでしょうか・・・

分かりません。。。

ただ、科学は間違いなくそういうものではありません。ただただ真理を追い求めるのみです。

自然の前には謙虚であらねばならないですから。人の間の関係などで真理は変わりません。今も昔も変わりません。

そして、それは文化よりも階層の低い位置にあるのではと思うのです。

すなわち好奇心です。こればかりは否定できないと思います。

考えをまとめるためのメモですので、意味がよく分からなかったでしょう。いいんです。調和ですから・・・

2009年7月22日水曜日

論理療法の言葉

認知心理学ではフレームという概念がとても大切になります。

同じ悪口を言われたとしても、傷つく人と傷つかない人がいます。

なぜか?それは、その人の持つ考え方・信念が違うから。

ある人は「あの人は俺に悪口なんていうべきでない!」と思っており、
ある人は「あの人は悪口を誰にでもいうう人だからいつもの通りだな」と思っているとします。

当然、二人の反応が違ってきます。
1人は悪口を言われて激怒し、1人は受け流すでしょう。

このようにその人が持っているビリーフがその人のあり方を決めるのです。
論理療法(認知療法・行動療法)では、この考え方を変えようとします。

クライアントに自らのビリーフに気づかせ、それを変更していくのです(リフレーミング)
あるときは、言葉によって、あるときは行動させることによって。。。

このビリーフっていわゆる、小さい頃から見につけたものであり、自分の無意識にある考え方だと思うのですが、これって、「言語」と同じなのでしょうか?

情動記憶(感情的な記憶)ともくっついている気がするし、単に言語以上の性質を持つ気がするのですが?よって、その変更方法も単純な言語による介入ではなく、他の方法ある気がするのですが、そこらへんって詳しく研究されているのでしょうか?

もう少しくわしく見てみたいと思います。

2009年7月21日火曜日

求めよさらば与えられん

Ask, and it will be given to you; seek, and you will find; knock, and it will be opened to you. For everyone who asks receives, and he who seeks finds, and to him who knocks it will be opened.

求めよ、さらば与えられん
尋ねよ、さらば見出さん
叩けよ、さらば開かれん
                          新約聖書「マタイの福音書」第7章第7節

全くもって賛同できない。

求めるのではなく、自分で勝ち取らないと!
尋ねるのではなく、自分で見つけ出さないと!
叩くのではなく、自分がドアを壊して開けないと!


全力を尽くした後で初めて、待つんじゃないの?

「人事を尽くして天命を待つ」

のほうが自分にあってます。

2009年4月7日火曜日

行動とは?

行動療法では、

行動を下のように定義しています。

「生活体(生き物)と環境との相互作用(やりとり)」

人間を特別なものとみなさず、動物と同じとみなしているので、生活体という表現になるんですね。

面白いのはこのように定義すると、思考も認知も行動の一つと捉えられるのです。

実際、行動にもふたつあります。それは、

・内的行動
・外的行動

ですね。

内的行動とは身体の内部での相互作用であり、思考などがこれに当たります。

外的行動とは身体の外部との相互作用で会話等がこれにあたります。

自殺を図る若い男性の大半、8歳で兆候???

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090407-00000690-reu-int

こんな研究が・・・

男女では自殺をする兆候が至るプロセスに違いあるとのこと。

なかでも自殺する男性は8歳時にその兆候がすでにみられるとのこと。

例えば、破壊的な気質や、攻撃性、他者への残酷さなど、親でもわかる兆候らしいです。

8歳というのはなぜなのでしょうか?

とても、気になります。

さらに深めて研究してほしいですね。

2009年3月23日月曜日

二元論

先日NHKでしゃべり場をやっているので見てしまいました。

いつ見ても、こっぱずかしくなる番組です。

そういう意味では、神がかった番組といえましょう。

テーマは若者の雇用についてだったのですが、昔ながらの「今の若者は・・・」だったように思えます。

しかし、その中で一つ面白いなと思ったことがありました。

司会役はNHKのアナウンサー(男)と小池栄子だったのですが、このアナウンサーがすぐに、「いいか、悪いか?」という単純な質問をするのです。

「携帯メールのコミュニケーションは効率的で便利なんです」、と参加者がいうと、すかさず、「それはそちらのほうが重要ということですか?」と。

それはどっちが大切というわけではないですよね?終始その調子でした。

いいか、わるいか?で聞くと、視聴者も聞いていて分かりやすいし、面白いのだと思います。

世の中にはきっちり分けて考えるべきとそうでない時があると思います。

どっちかに決められない、どっちもあるという場合が多いのでは?

例えば、人生の選択なんてまさに最たるものだと思うのです。

「好きじゃなきゃ仕事は続かない!好きなものを仕事にするんだ!」という人がいる一方で、

「最初はつまらなかった。でも続けているうちにだんだん面白くなってきた」という人もいます。

どちらが正しいのでしょうか?

これは問いが間違っています。

人によって違うからです。

夢をなかなかもてない人に「夢を持て!」といっても迷惑なだけです。


しかし、だからといって、きちんと分けて考えるべき時に、分けずにそんなの決めれないよ!というのは思考停止です。

車の調子が悪い時に、どこが悪いのか決めることはできないよ!とはいいませんよね?

専門家にお願いして、分解して、故障しているところを治してもらうだけです。

要は、二元論を持ち込むべき時と持ち込んではだめな時をごっちゃにしちゃだめってことですね。

2009年3月20日金曜日

YOSHIKIの父親

YOSHIKIの父親は自殺だったそうです。

ニュースに出ていました。

YOSHIKIいわく、

>小学校の器楽クラブの練習に行っていた当時11歳のYOSHIKIが帰宅すると、父は死装束で横たわっており、YOSHIKIはショックのせいか「怒り狂いました。シクシクじゃなくて大暴れ。親戚に押さえつけられた」という。

その傷を乗り越えることができているのかというと、

>(父の死を)乗り越えてはいない。常に戦いですよ。こういう傷は癒えない傷だと思う

といっています。
YOSHIKIさんにとって父親というどういう存在だったのでしょうか。

「怒り狂った」いうのがそれを表しているのでしょう。
また、その苦悩が曲に反映され、すばらしい曲につながっているのかなと。
「Art of Life」などのすばらしい曲はこういう背景があったのかと感じます。

何かと引きかけに何かを得る。
いうのは単純ですが、その傷と一生向き合い、何か生み出していく。
その苦しみというのは本人しか分からないものでしょう。

想像できない人間の力、苦しみ、力を考えさせられるニュースでした。

2009年3月2日月曜日

ダイエットに役立つ考え方

自分の経験ですが。。。

ダイエットをする時に役立つ方法を2つ。

1.食べる瞬間をコントロール
結局、悪いのは食べてしまうこと。

これ当たり前。
では、なぜだめだとわかっているのに、食べてしまうのか、買ってしまうのか?

それは、目の前の食べ物が実際にどれくらいの結果に結びつくのかイメージできないからです。
イメージできないから、まあ、いっかと買ってしまう。

なので、食品のパッケージにカロリー表示と一緒に、体重表示も書いてあればいいわけです。
そうすれば、イメージがつきますよね?

オムスビ100kcal、0.1kg、とかいう風に。。。
実際、自分の場合でカロリー→該当する体重というのは計算することができます。

私の体重、身長、年齢、性別ですと、100kcalはまさに0.1gに相当するんですね。

なので、おやつを見て、150kcalと書いてあると、「ふーむ、これは0.15kg分か」と大体想像がつくわけです。

すると、食べ物を見た瞬間に体重に結びつくイメージができますので、ふんばる力になりやすいわけです。

2.モチベーションをコントロール
・ダイエットを続けていくと誰もが経験すると思いますが、だんだん、体重が減ってくると、減るのが楽しくなってきます。

これは、体重計の数値が報酬になっているわけですね。
いわゆる、オペラント条件付けですな。

これをもっと仕組み化するとそのパワーは高まります。
特に、ひと目見て、自分の体重が減っているとわかるグラフ、目標までどれくらい離れているかが視覚的に一発で分かれば、これはダイエットにとって、強い味方になってくれます。

最近の体重計は簡単にグラフ化してくれるものがでているので、活用するといいですね。
ちなみに、私は携帯に体重を入れるとグラフ化してくれるやつを使っていますが、なかなかいいです。

E&RP法(暴露-反応妨害法)

恐怖症などの治療によく使われるやり方です。

例えば、高所恐怖所などです。

ここでいう、恐怖症というのは、日常生活に支障が出るレベルで、例えば、階段を2段上がれないなどのレベルです。

暴露というのは、つらい状況(この場合、高所という状況)であり、反応妨害とは、高いところから逃げ出そうという行動を妨害することです。

要は、強制的にやらせる(もしくは、やらせない)ことによって、慣れさせようってこと。

この効果が出るかどうかは、E&RP操作の実践にかかっています。

ただし、これは当然本人の治療意欲というのが前提にあり、これは非常に大きな要素となっていますね。

また、治療をサポートする医者とか家族、これら人々のかかわり方も重要です。

きちんとこれらが、うまいこといって、恐怖はなれるにしたがって減少していくものであり、強迫行動を我慢できたという経験が一度できれば、それが自信になり、よい治療結果にもつながるのだと思います。

脱感作手続き(ウォルピ)

恐怖反応というのはある程度消去しても、自発的回復が生じます。

そのため、不安の逆制止としてのリラクゼーション弛緩反応を形成します。

これがWolpeいわゆるウォルピによる脱感作手続きです。

逆制止

不安な感情をしながら、笑うことはなかなかできませんよね?

このように、ある感情と同時に体験できない感情反応・身体反応を引き起こすことを「逆制止」といいます。

不安感や恐怖感と拮抗する身体反応・感情反応を起こせば不安や恐怖を感じなくなる。 

この時の拮抗する感情を「拮抗反応」といいます。

これを利用したのがリラクゼーション訓練などです。

不安感や恐怖感と拮抗して逆制止を引き起こすことが出来る感情・身体反応の例は

・食べること
・性的快楽
・自己主張行動
・睡眠
・笑い
・リラックス

まあ、確かに不安になりながら、これらのことを行うのは難しいですね。

オペラントとリスポンデント

よく、学習心理学では古典的条件付けとオペラント条件付けというのが出てきて分かりにくくなります。

●古典的条件付け
いわゆるパブロフの犬ですね。

梅干食べたら、つばが出てくるというやつです。
ポイントは、自分の行動に自発的なところはないということです。

自動的に反応してしまう行動です。

●オペラント条件付け
いわゆる報酬と罰です。

あれがあるから頑張れる、みたいなやつです。
ポイントは、自発的な行動があることです。

この行動(オペラント行動)が報酬や罰などにより、強化されたり、弱化されたりするというのがポイントです。

2009年3月1日日曜日

ストックホルム症候群

人質などが犯人に対して、必要以上の好意などをいだいてしまい、ある時には協力などもしてしまう。

そういう心理状態の変化のことをいいます。

有名なのは、「パトリシア・ハースト事件」

1974年、カリフォルニア州バークレーで、ひとりの女性が誘拐されました。

名前は、パトリシア・ハースト。

サンフランシスコ・エグザミナー誌のオーナーである大富豪、ハースト氏の長女だったのです。

彼女は、ボーイフレンドと住むアパートから、拉致されました。

拉致したのは、政治的グループ「SLA」。

最初は、ただの人質として監禁されていた彼女だが、少しずつSLAのメンバーと交流するようになり、挙句の果てに、SLAのメンバーとなり、銀行強盗を犯してしまったのです。

その後、彼女はFBIに逮捕され(逮捕された時、銃を突きつけられ、失禁したそうです)、その後、刑期を終了。

彼女は、ストックホルム症候群でもっとも有名になった女性ですね。

本や映画にもなっているらしいです。

2009年2月19日木曜日

代理ミュンヒハウゼン症候群とは

他人の注意を引きつけるため病気の症状をまねる精神疾患で「ミュンヒハウゼン症候群」というのがあります。

代理ミュンヒハウゼン症候群とはその一種です。

親が子供に対し、薬物などを使って患者の状態にし、自分がその子供を看病することによって、献身的な親を演じるというものです。

この場合は障害の対象が自分ではなく、代理のもの、すなわち、子供に向いているのです。

実例としては、アメリカで自分の子供に毒物を投与したり、点滴にバクテリアを入れたりし、何回も手術をすることになったといったケースがあります。

実際の子供はまだ生きていて、本人の経験が本にもなっているとのこと。

「Sickened 母に病気にされ続けたジュリー」

2009年1月3日土曜日

新行動主義

新行動主義者というのがあるらしいです。

スキナーの考え方らしいのですが、行動そのものが人格であると。

でも、行動が同じでも、考えてることや、感じていることは違いますよね?

それって研究対象である「心」の範囲をとりあえずは狭めて、研究しましょうってことなのでしょうか?

つまり、研究対象は

1.行動に現れる対象
2.行動に現れない対象

の二つがあるが、いっぺんに二つを扱うのは大変過ぎる。

まずは、分かりやすく、客観的に扱いやすい「2.行動に現れる対象」からはじめようということですよね?

スキナーもまさか、行動さえ分かれば、人間の心(従来の意味での)が分かるとは思っていなかった思うのですが。

だとすれば、行動からアプローチするという方法ってやっぱ正しかったんだなって思います。