2008年8月14日木曜日

ホメオスタシス

ホメオスタシスとは日本語でいうと、生体恒常性です。

つまり、外部環境がかわっても、内部環境は変わらないままの状態にしておく機能のことです。

ヘビは外の温度が下がると体温も下がりますが、人間は外の温度が下がっても、36~37度で安定しています。これがホメオスタシスですね。

これは生物にとって非常に重要な機能なのです。

実は、これ人間の潜在意識にも成り立ちます。

人の考えというのはなかなか変わるものではありません。価値観みたいなものも同じです。

人は同じ考えを持ち続けようとするのです。変化するのはつらいですから。

では、人間が自分の考えを変えていくにはどうすればいいのでしょうか?

その手がかりはゆでガエルにあります。

ゆでガエルの話を知っていますでしょうか?カエルを水に入れて一気に温度を上げるとカエルはピョンと逃げ出してしましまいます。

しかし、これをゆっくりじわじわ温度を上げていくと、カエルは逃げ出さないのです。そして、周りの温度に気付かずついにはゆで上がって死んでしまうのです。

この話は、人はゆっくりした変化やすでにある環境になじんでしまい、悪い状況に気付きにくく、その環境変えようとせず結局は破滅してしまうことのたとえ話ですが、人間が考え方をかえるコツはこのゆでガエルにあります。

すなわち、「逆ゆでガエル」。。。

人間の潜在意識というのはよっぽどのことがない限り急激には変われないのです。

なので、何か新しい考えなどを身につけようとする時は、時間をかけてゆっくり変えていくことが必要なのです。潜在意識は少しづつなら変わります。これを積み重ねて大きな変化にするしかないのです。

簡単な例をあげるとするなら、たばこです。急に吸わなくするというのはダメです。

毎日1本づつ減らしていく。この方が、禁煙の成功確率は高いといわれています。

考え方を変える、習慣を身につける。これらをしたい時は急に変えようとするのではなく、少しづつ慣らしていくように、考え方を変えていくといいと思います。

2008年8月9日土曜日

ツァラトゥストラはかく語りき

力への意思。

私はこの言葉が大好きです。

生きる力がどこに宿るのか今一度問い直し、自分の生への責任を自分が持つという簡単な真実を自分に思い起こさせてくれるからです。だからこそ、よりよく生きるための努力を人はしようとするのだと思います。

ただ、それは同時につらいことでもあります。

ある意味こんなことを信じても何になるのだという声もあるでしょう。

不幸になるばかりかもしれません。

なぜなら、人は打ちひしがれ、悩む時、自分以外のものに無意識的に頼り、救いを求めるものだと思うからです。

誰でもどうしても逃れられない運命を感じた時や死を前にした時は、あの世を意識したり、天国を意識したりしてしまうと思うのです。

信じて託すからこそ、前に進めることもあるでしょう。

この言葉を自分に刻むということは、このことがわかった上で、自分の血と身体を信じ、目の前の真実を無視することなしに、不幸を受け入れてもなお戦う決意をすることになると思うのです。

信じる信じないはもはや関係なく、苦しい道を歩き続けることを選択しなければならないのです。

私自身の魂は私自身が自分を生きるということを意思しなければならないのです。

私は私の血と肉を信じます。

2008年8月7日木曜日

カウンセラーになる条件

ある人に、心理学を勉強したいという人やカウンセラーになりたいという人は実は自分を治したいという人なんだよね、と指摘されました。

これは主張としてはしばしば聞く主張です。

しかし、それに対して何も答えることができません。

この主張が、それは問題があるのかないのか?という問いならば、答えることができます。

私の答えは「問題ない」です。
ただし、それをクライアントの治療へ著しい障害を及ぼさないなら、という条件がつきますが。

フロイト、ユング、アドラー、森田、みんな自分のコンプレックス、心の悩みを持ち、追求したからこそ、大きな発見をしています。

逆に、全く悩みがなく、自分の心について深く考えない人はカウンセラーには向いていないのではないでしょうか?

しかし、クライアント関わる以上は自分の悩みはある程度克服しておく必要はあるというだけです。

そのためにカウンセラーになれば、自分の心を知るための「教育分析」を受けることになるのです。

なので、カウンセラーになったら、常に自分の心について考え続け、自分とカウンセラーとの関係を考える続ける宿命を負うことになると思うのです。

資格うんぬんよりも、その態度を持っているかどうかというのが、カウンセラーになるための資質として必要なのではないでしょうか。

なぜ心理学をやりたいのか?

今日、ある人に「なぜ心理学をやりたいの?」聞かれました。

ちょっとドキッとしました。自分で完全にわかっていると思っていのに、すぐ答えれなかったからです。

自分の体験からそう思ったの?どんな体験なの?と聞かれた時、もちろんその通りだと答えたのですが、具体例を答える時しどろもどろだったのです。

もちろん言いにくい内容ではありますが。

家に帰って少し考えてみました。

一言でいうと、人が「変化」するということについて知りたい、ということなんですよね。
当然、自分の体験が主な原因となっています。

・親との体験
・仕事の体験
・大学時代の憂鬱
・なぜ生きるのか苦しんだ経験
・大学の対人関係でいろいろ体験し、考えた経験
などまあいろいろあります。

その体験を積む中で、いろいろな哲学書、自己啓発本や心理学の本、カウンセリングの専門書、脳の本など読みましたがどれも納得のいく答えは出していませんでした。

どれも突き詰めて考えられていない気がしたのです。なぜそうなるのかということがきちんと追及されていないのです。どれも俗人的なことでなかったり、きちんと検証されていなかったり、ただの経験則だったりするのです。

それでは再現性という意味で納得はできません。
そういう意味で心理学に興味が出たのでしょう。
もちろんその背景には原理を知りたいという科学的な考え方があるとは思いますが。

それは今の理論を学びたいという意味ではなく、今を超える理論・説明を見つけたいという強い想いというものなのです。

2008年8月4日月曜日

永劫回帰

ニーチェに有名な考え方といえば、「超人思想」「永劫回帰」などがありますが、よく理解できていませんでした。

今も完全には理解できていないのですが。。

今回は「永劫回帰」について、現在時点での理解をまとめてみます。

永劫回帰は一言で言うと「再生されるのではなく、繰り返すということ。その世界を知ってこそ、なお今の生を肯定しよう」という思想だと思います。

そして、「超人思想」とういのは、そのような世界の中でも生き続けようとする価値観のことです。

焦点となるのは繰り返しではなく、今という瞬間です。過去と未来が衝突する今現在、ここが永劫回帰の輪を規定しているのだといいます。

当然、嫌なこと、つらいことは忘れていきます。決断を未来に先延ばしにします。

しかし、それはまためぐってくるものなのです。

だからこそ、今この瞬間を肯定し、生きていかねばならないということです。

全ては全く同じことが繰り返される。嫌なことも。だが、そんな生に対しても肯定ができるのか?

それをこの思想は教えてくれます。